SAHD型は超高性能な発熱体「HD」を採用。従来のSAH型に較べ「サイズは半分」で「熱風温度の上限は100℃高」く, 「耐風圧は20倍以上」。それなのに価格は同じ。SAHDなら高信頼性の+LL仕様も選択可。 (旧SAH型も継続して供給) |
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関連情報 上段メニュ,左メニュもご参照ください。
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* | 詳細技術説明 Fe-Cr-Al系電熱線からなる超高密度発熱体を石英管の中に配置し、その中にエアーを流して加熱する構造の精密な熱風ヒータです。ヒータ部は金属ケースにおさめられており、堅牢で扱いやすいものです。 当社の従来品熱風ヒーターSAHシリーズは密着花巻コイルという技術により、1975年当時の他方式熱風ヒータに対して数分の一以下のサイズと800℃に達する高温熱風が出せるという特徴により、多くの工業用加熱分野で今日まで採用され続けてきました。 そして今回の新技術は、これ以上の小型化は無理と思われていたSAH発熱体の大幅な小型化(約50%)を可能にし、更に耐風圧強度(圧縮力を加えた場合の変形しにくさ)も約20倍になっています。また発熱体の小型化は熱ロスの減少にも寄与し、熱ロスが約1/2になりました。 この発熱体は同じ電熱線径,展開長,外径を保ったままでの寸法短縮ですので、寿命特性,圧力損失等の悪化はなく、むしろ望ましい方向に改善されています。HD発熱体は密着花巻コイル方式(SAH型)熱風ヒーターの革新的技術です。 従来製品をお使いの方が、従来品と同じものを希望される場合もございますので、従来品のSAH-10Sシリーズ, SAH-10Hシリーズ,SAH-15Hシリーズも平行販売しています。
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標準型SAHD-10Sシリーズ v,wに対する発熱体詳細情報
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標準型SAHD-15Sシリーズ v,wに対する発熱体詳細情報
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SAHD-10Sシリーズ,SAHD-15Sシリーズの特徴のまとめ | |
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新開発の超高密度発熱体HD-coilを採用 弊社従来品の約半分のサイズで同等以上の加熱性能,約20倍の耐風圧強度の発熱体。また発熱長の短縮にともなって熱ロスも約1/2に減少し、高い熱効率も獲得。 |
A |
リード線引出し方法の改良 リード線引き出し方法を改良したので、より狭いスペースにも組込可。 |
B |
2分割構造の採用 発熱体部とノズル部を分離構造としたので、部分交換が可能。 |
C |
耐エアー圧力の向上 2分割できるセパレート構造を採用しながらも耐圧約4気圧(0.4MPa)を達成。 オプションで0.6MPa以上への対応も可能。 |
D |
低分子シロキサン対策 標準で低分子シロキサン対策。電線はフッ素樹脂被覆,ゴム部品はフッ素ゴム,接着剤は耐熱エポキシ(200℃)。更に製品全体を全数150℃,10分間の熱処理 |
E |
R熱電対に対応,2点センサも可 オプションで2点温度センサー(熱風温度と発熱体温度)対応。エアー断にも対応でき、予熱ホットスタートにも利用可。標準のK熱電対に加えR熱電対(高温用)も選択可能。高温(800℃以上)にはこのR熱電対を採用するか、又はノズル部に外付けのセンサーを設置する。 |
F |
RoHS完全対応 RoHSに対応。また輸出規制に関して「非該当」。 |
G |
簡易断熱構造による熱効率の向上と本体温度の低下 SUS外管と内部の石英管管の間に金属箔による簡易断熱構造を採用。これにより金属ケースの最高温度が約40℃低下。熱ロスも減少して熱効率改善 |
特性 SAHD200v-440w 画像クリックで拡大 |
特性 SAHD200v-1000w 画像クリックで拡大 |
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備考
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リード線について
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高精度 熱風ヒーター用コントローラ @ エアー制御別の熱風温度コントローラ AHC-2 詳細紹介ページへ A 熱風温度,エアー流量の総合コントローラ FCM 詳細紹介ページへ |
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銀ロー付け実験ビデオ フル画面で見て下さい | 高温加熱実験ビデオ |
上は銀ロー付け実験ビデオ→(クリックで再生) このときの条件はFCM-N型コントローラ使用で ヒーター出力 90% (約900w) 熱風温度 1000℃ |
上は加熱実験ビデオ→(クリックで再生) このときの条件はコントーローラの使用なしで エアー流量 20L/min. (圧力0.077MPa) 実測電圧,電力 144v-530w 熱風温度 1000℃ 加熱対象物 約920℃ |
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熱風ヒーター専用コントローラ FCM-N | アルミ材の硬ロウ付けテスト |
上は画期的な熱風ヒーター用コントローラ「FCM−N」の 解説ビデオ。 FCM−Nは電磁弁を毎秒10回の高速サイクル制御す る事で微妙なエアー流量制御をしています。 超高性能 電磁弁なので、この様な高速動作にも余裕で追従でき、 寿命も50億回あるので、15年間以上の連続運転に耐 える計算になります。摺動部など磨耗する部分がないの で塵の発生もほとんどありません。 この方式のすばらしさは、高度なエアーコントロール性能 をもちながら低コストであることです。 また簡単な内部変 更でパルスブローにも対応できます。 熱風のパルスブロ ーにどの様な効果や用途があるのかは今後の研究課題。 |
上はアルミロウ付けの実演ビデオ。 アルミ硬ロウ材はアルミ母材との融点に差が少ないため、 特にガスバーナーの場合、注意しないと母材を溶かしてし まう。 その点、熱風ヒータなら微妙な温度調節ができるために 比較的簡単にロウ付けができる。 ワークが大きめの場合には断熱性の台や壁を利用して熱 の放散を防ぐと高温になりやすく、熱風ヒーターでも容易 にロウ付けできる。さらにはセラミックウールなどで放熱を 防げば、より効果的となる。ガスバーナーならセラミックウ ールは瞬間的に溶けてしまうが、熱風ヒーターならばその 心配は無い。 |
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図面資料名 | Go | 備考 |
SAH-10SシリーズIDS-DWG CAD図面 | *公開 DWG | |
SAH-15SシリーズIDS-DWG CAD図面 |
DWGファイルの閲覧,作成用無料ソフト ダッソー・システム社 DraftSight
Fintech.co.jp
熱風ヒーターSAH-10□S,SAH-15□Sシリーズ/超高性能,コンパクト,低価格の熱風ヒーター(熱風加熱
ホットエアーヒーター)
Fintech.co.jp 印刷用PDF 参考:Hシリーズ 参考:(旧)Sシリーズ